「毎日お風呂に入っているのに、加齢臭が気になる」
「ボディソープを変えた方がいいのか、それとも洗い方に問題があるのか分からない」
40代以降になると、このような悩みを持つ男性もいるでしょう。
結論から言えば、加齢臭対策ではどのボディソープを使うかだけでなく、どこを、どのように洗うかが重要です。
特に意識したいのが、耳の後ろを含む耳まわり、首の後ろ、胸、脇、背中です。
これらは皮脂が比較的多かったり、自分では洗えているか確認しにくかったりするため、毎日入浴していても洗い方に差が出やすい場所です。
一方で、においを落とそうとしてゴシゴシこする、一日に何度も洗浄料で洗う、熱いシャワーを長時間浴びるといった方法が適切とは限りません。
この記事では、30〜50代男性が今日から実践できるように、
- 加齢臭が発生する仕組み
- 加齢臭を意識して洗いたい部位
- 首・耳の後ろ・胸・背中の正しい洗い方
- 避けたいNGな洗い方
- 洗ってもにおいが気になるときの確認方法
を順番に整理します。
ボディソープそのものの選び方を詳しく知りたい場合は、男性向け加齢臭対策ボディソープ|成分・洗浄力・保湿性で選ぶポイントも参考にしてください。
この記事では、商品比較ではなく「体をどう洗うか」に重点を置いて解説します。
加齢臭対策でまず見直したい5つのポイント
加齢臭が気になるとき、最初に見直したいのは特殊なケア用品ではなく毎日の入浴方法です。
基本は次の5つです。
- シャワーで全身を予洗いする
- ボディソープを十分に泡立てる
- 耳まわり・首・胸・脇・背中を意識して洗う
- ゴシゴシこすらず、やさしく洗う
- 洗浄料が残らないよう十分にすすぐ
特に大切なのは、全身を同じ力で洗わないことです。
胸や背中はベタつきやすい一方、すねや腕は乾燥しやすいというように、同じ人でも部位によって肌状態が違うことがあります。
そのため、MEN’S REMAKEでは「においが気になる部位は丁寧に、乾燥する部位はやさしく」という洗い分けを基本として考えています。
加齢臭はなぜ発生する?原因の一つはノネナール
加齢臭の主な原因物質として知られているのが、2-ノネナール(一般にノネナールと呼ばれる物質)です。
2001年に学術誌『Journal of Investigative Dermatology』へ掲載された資生堂の研究では、26〜75歳を対象に体臭成分が調べられ、年齢に伴う体臭変化と2-ノネナールとの関係が報告されています。
研究では、皮膚表面の脂質に含まれるω7不飽和脂肪酸などが酸化分解される過程と、2-ノネナールの生成との関連が示されています。
一般的な体臭についても、汗だけが直接におうとは限りません。
汗、皮脂、古い角質などが皮膚表面に存在し、細菌による分解などが加わることで、さまざまなにおいにつながります。
つまり、加齢臭対策では、
肌表面に残った余分な皮脂や汚れを適切に洗い流す
という視点が重要になります。
ただし、皮脂をすべて取り除こうとする必要はありません。
皮脂には肌を保護する役割もあります。
「皮脂が加齢臭に関係するなら、とにかく強く洗えばよい」と考えるのではなく、余分な皮脂汚れを落としながら、肌への負担を増やしすぎないことが基本です。
加齢臭を意識して洗いたい主な部位
加齢臭を意識して洗いたい場所として、次のような部位があります。
- 頭部
- 耳の後ろを含む耳まわり
- 首の後ろ
- 胸元
- 脇
- 背中
資生堂が公開している加齢臭に関する資料でも、頭部、首の後ろ、耳まわり、胸元、脇、背中などが、においを意識したい部位として挙げられています。
特に体幹部では、胸や背中も意識したい場所です。
これらの部位には、
- 皮脂が比較的多い
- 汗をかきやすい
- 衣類で蒸れやすい
- 自分では見えにくい
- 手が届きにくい
といった特徴があります。
特に耳の後ろや背中は、「洗っているつもり」になりやすい場所です。
加齢臭は、不潔だから発生するとは限りません。
年齢に伴う皮脂成分の変化も関係するため、必要以上に気にするのではなく、歯磨きや洗顔と同じ日常的な身だしなみの一つとして考える方が現実的です。
身だしなみ全体から整えたい場合は、40代男性が清潔感を出す方法|今日から変えられる実践ポイントも参考にしてください。
加齢臭が気になる男性の正しい体の洗い方
ここからは、実際の入浴を想定して具体的な洗い方を見ていきます。
「何となく全身を洗う」のではなく、順番を決めておくと洗い残しを減らしやすくなります。
1.シャワーで全身を予洗いする
まずはシャワーで全身を流します。
いきなりボディソープを使うのではなく、首、胸、背中、脇、腕、脚まで一度お湯で流しておきます。
表面についた汗や汚れを先に流しておくことで、その後の洗浄料を全身へ広げやすくなります。
「熱いお湯の方が皮脂を落とせそう」と感じるかもしれませんが、熱ければ熱いほどよいわけではありません。
入浴後につっぱりやかゆみを感じる場合は、湯温や入浴時間、洗浄方法を見直してください。
2.ボディソープを十分に泡立てる
液体タイプのボディソープは、製品の使用方法に従って適量を取り、泡立ててから使用します。
液体を直接肌につけ、その場でゴシゴシ広げる必要はありません。
手、泡立てネット、柔らかなボディタオルなどを使い、十分に泡立てます。
泡タイプのボディソープなら、この工程を簡略化できます。
泡をクッションとして利用することで、肌を直接こする力を抑えながら広い範囲を洗いやすくなります。
3.耳の後ろを含む耳まわりを洗う
加齢臭対策で忘れやすいのが耳まわりです。
耳そのものだけではなく、
- 耳の付け根
- 耳の後ろ
- 耳から首へ続く部分
まで意識します。
泡を指の腹につけ、耳の後ろから首に向かってやさしくなじませます。
爪を立てたり、硬いタオルで強くこすったりする必要はありません。
洗った後は、耳の後ろまでシャワーを当てて十分にすすぎます。
毎日の入浴では、耳→耳の後ろ→首を一つの範囲として洗うと忘れにくくなります。
4.首の後ろとうなじを丁寧に洗う
首は汗や皮脂だけでなく、シャツの襟や寝具とも接触しやすい場所です。
特に後頭部から首へ続く部分は、自分では見えないため洗い方が雑になりやすいところです。
洗うときは、
- 髪の生え際
- うなじ
- 首の後ろ
- 首の側面
- 鎖骨付近
の順に泡を広げると、洗い残しを減らしやすくなります。
「鏡で見える範囲」だけではなく、後頭部の生え際から鎖骨付近までと考えておくと分かりやすいでしょう。
5.胸元は中央部分まで洗う
胸は皮脂腺が比較的多い部位の一つです。
特に、
- 首の付け根
- 鎖骨周辺
- 胸の中央
まで意識して洗います。
胸元に泡を広げ、手のひらや指の腹でやさしく洗いましょう。
「胸はシャワーが当たっているから洗えている」と考えがちですが、お湯を流すことと、洗浄料を使って洗うことは同じではありません。
6.脇は力を入れずに洗う
脇は汗臭が気になりやすい場所ですが、加齢臭とは発生の仕組みがすべて同じというわけではありません。
ただし、体全体のにおい対策としては洗い残したくない部位です。
腕を上げ、脇のくぼみ全体へ泡を広げて洗います。
制汗剤やデオドラント製品を使用している場合は、入浴時に丁寧に洗い流しましょう。
7.背中は手が届く範囲だけで終わらせない
背中は、加齢臭を意識して洗いたい一方、洗い残しやすい場所でもあります。
自分では見えにくく、手も届きにくいためです。
背中を洗う場合は、
- 肩甲骨周辺
- 背骨沿い
- 背中中央
- 腰に近い部分
まで泡が届いているか確認します。
手が届く人なら手洗いでも構いません。
届かない場合は、柔らかく長さのあるボディタオルなどを利用すると洗いやすくなります。
ただし、「背中=強くこする場所」ではありません。
タオルを激しく動かすのではなく、泡を背中全体へ広げる程度の力から始めてください。
8.腕や脚は肌状態を見ながら洗う
加齢臭を意識するあまり、全身を同じ強さで洗う必要はありません。
すねや腕などは、胸や背中ほどベタつかず、入浴後に乾燥を感じる人もいます。
胸や背中は丁寧に洗い、乾燥しやすい腕や脚は泡を軽く広げる程度にする。
このように体の中でも洗い方を変えることがポイントです。
9.洗浄料が残らないよう十分にすすぐ
洗い終わったら、洗浄料が残らないよう十分にすすぎます。
特に、
- 耳の後ろ
- 首
- 脇
- 胸
- 背中
- 足の付け根
などは意識して確認します。
すすぎ残した洗浄料は、肌への刺激につながる可能性があります。
「泡が見えなくなったから終わり」と急がず、洗った場所をもう一度確認しながらシャワーを当てましょう。
10.清潔なタオルで水分を取る
入浴後は清潔なタオルを使います。
ゴシゴシ拭くのではなく、タオルを肌へ軽く押し当てながら水分を取ります。
乾燥しやすい腕や脚には、必要に応じて保湿剤を使用します。
体の部位によって状態が違う場合は、部位ごとにケアを変えても構いません。
加齢臭対策で避けたい5つのNGな洗い方
においが気になるほど、洗浄を強くしたくなるものです。
しかし、加齢臭対策では「もっと洗う」ことが常に正解とは限りません。
NG1.硬いタオルで毎日ゴシゴシ洗う
「皮脂を削り落とすように洗えば、においもなくなる」と考える必要はありません。
洗浄料を十分に泡立て、手や柔らかなタオルで洗います。
入浴後に肌が赤くなるほどこすっている場合は、力を弱めてみてください。
NG2.においが気になるたび洗浄料で何度も洗う
朝シャワーを浴び、帰宅後にも洗い、夜の入浴で再び強く洗う。
汗をかく時期には、このような生活になることもあります。
ただし、毎回強い洗浄を繰り返す必要があるとは限りません。
汗を流したいだけならシャワーで対応し、ボディソープを使って丁寧に洗うのは夜にするなど、自分の肌状態を見ながら調整しましょう。
NG3.熱すぎるシャワーを長く浴びる
熱いシャワーの方が「脂が落ちた」と感じやすいかもしれません。
しかし、爽快感と適切な洗浄は同じではありません。
入浴後に肌がつっぱる、粉を吹く、かゆくなる場合は、湯温や入浴時間を見直してください。
NG4.ボディソープを直接肌につけて強くこする
泡立てて使用する製品の場合、液体を直接肌につけてゴシゴシ伸ばす必要はありません。
十分に泡立ててから使うことで、肌への摩擦を抑えやすくなります。
NG5.香りで覆えばよいと考える
香料のあるボディソープ、制汗剤、柔軟剤、香水を重ねれば、体臭そのものがなくなるわけではありません。
強い香りと体臭が混ざることで、本人が意図していないにおいになることもあります。
まずは、
洗う→すすぐ→清潔な衣類へ着替える
という基本を優先しましょう。
「毎日洗っているのに臭う」ときのチェックリスト
自分では毎日きちんと洗っているつもりでも、洗い方には癖があります。
次の項目を確認してみてください。
- 耳の後ろまで指が触れているか
- 後頭部の生え際から首まで洗っているか
- 胸の中央まで洗っているか
- 脇全体に泡が届いているか
- 背中中央まで洗えているか
- 洗浄料を十分にすすいでいるか
- 毎日強くこすっていないか
- 入浴後に肌がつっぱっていないか
- 清潔なタオルを使用しているか
- 入浴後に清潔な肌着へ着替えているか
一つでも「そういえば洗っていない」と思う場所があれば、まずそこから見直してみてください。
高価な商品を次々買い替えるより、毎日の洗い方を一つずつ確認する方が、原因を切り分けやすくなります。
生活場面別|加齢臭対策の洗い方をどう変える?
デスクワーク中心の男性
一日中室内で過ごしていても、首や背中は衣類や椅子、寝具と接触しています。
夜の入浴では、耳まわり、首、胸、背中の4か所を忘れずに洗うことから始めてみましょう。
外回りや屋外作業が多い男性
汗を多くかいた日は、帰宅後にまず汗をシャワーで流します。
汗をかくたびに何度も強くこするのではなく、汗を流すことと、洗浄料で洗うことを分けて考えると、肌への負担を抑えやすくなります。
朝シャワー派の男性
朝シャワーを浴びる人は、時間がないため前側だけを洗って終わりやすくなります。
最低限、
耳まわり→首の後ろ→胸→脇
まで確認してみてください。
背中まで毎朝丁寧に洗う時間が取れない場合は、夜の入浴で背中まで洗う方法でもよいでしょう。
運動習慣のある男性
運動後は汗をそのままにせず、可能であればシャワーで流します。
ただし、運動のたびに洗浄料を使って全身を強くこする必要はありません。
汗を多くかいた場所を中心に流し、夜の入浴時に通常の洗浄を行うなど、肌状態に合わせて調整します。
加齢臭対策ボディソープには何ができる?
ここまで洗い方を中心に説明してきましたが、ボディソープの役割も最低限整理しておきます。
ボディソープの基本的な役割は、肌表面に付着した汗、余分な皮脂、古い角質などを洗い流し、肌を清潔に保つことです。
一度洗えば、加齢臭そのものが永久に消えるわけではありません。
皮脂や汗は入浴後も分泌されるため、時間が経てば再びにおいが気になる可能性があります。
つまり、ボディソープは肌表面の汗や余分な皮脂、汚れを洗い流すためのアイテムと考える方が適切です。
また、医薬部外品には、承認された有効成分を配合し、「体臭・汗臭を防ぐ」など、承認された範囲の効能を表示できる製品があります。
ただし、薬用であれば誰にでも合うという意味ではありません。
40代男性向けのボディソープを具体的に比較したい場合は、40代男性向けボディソープおすすめ7選|ニオイ・乾燥・洗浄力で比較も参考にしてください。
まずは商品を替える前に、毎日の洗い方を整えてみることをおすすめします。
洗っても加齢臭が気になるときはどうする?
ボディソープで丁寧に洗ってもにおいが気になる場合、原因をボディソープだけに求めないことが大切です。
肌を洗った直後は清潔でも、
- 肌着
- シャツ
- 枕カバー
- 寝具
- 帽子
- タオル
などに汗や皮脂、においが残っていれば、再び気になる可能性があります。
まず「体」なのか「衣類」なのかを切り分ける
入浴した直後にもにおいが気になるのか。
それとも、同じシャツを数時間着た後に気になるのか。
これだけでも確認する場所が変わります。
入浴直後は気にならず、午後になるとシャツの首や背中部分からにおいを感じるなら、体だけではなく衣類側のケアも確認する必要があります。
反対に、入浴直後から耳まわりや首にベタつきが残っているなら、洗い方やすすぎ方を見直します。
枕や寝具も確認する
朝起きたときに首や頭まわりのにおいが気になる場合は、枕カバーも確認します。
体を毎日洗っていても、枕カバーへ皮脂や汗が蓄積していれば、においの原因を体だけに求めても解決しにくくなります。
洗いすぎになっていないか確認する
においを落とそうとして、一日に何度も強く洗っていないかも確認しましょう。
洗った後に、
- つっぱる
- 赤くなる
- かゆい
- ヒリヒリする
- 粉を吹く
などがあれば、洗浄方法や製品が自分の肌に合っているか見直してください。
急に体臭が変わった場合は自己判断しすぎない
急に体臭が変わった、これまでとは明らかに異なるにおいがする、皮膚症状や体調変化を伴うという場合は、すべてを加齢臭と自己判断しない方が安全です。
症状が続く場合は、必要に応じて医療機関へ相談してください。
加齢臭対策についてSHINが考えること
私自身は、加齢臭対策で重要なのは、ランキング上位の商品を探し続けることより、自分の体のどこに皮脂が残りやすく、どこが乾燥しやすいのかを知ることだと考えています。
皮脂が多い人には適切な洗浄が必要ですが、乾燥しやすい人が同じ洗い方をすると、つっぱりやかゆみを感じる可能性があります。
そこで現実的なのが、全身を同じ強さで洗わない方法です。
耳まわり、首、胸、脇、背中は丁寧に洗う。
乾燥しやすい腕や脚は、泡でやさしく洗う。
この部位別の洗い分けは、清潔さと肌への負担のバランスを考えやすい方法だと思います。
もう一つ大切なのは、においを「完全にゼロにしよう」と考えすぎないことです。
人の肌から汗や皮脂が分泌される以上、体のにおいを常に完全になくすことは現実的ではありません。
目指したいのは、過剰なケアではなく、清潔な状態を無理なく維持することです。
商品を替えるときも、ボディソープ、制汗剤、柔軟剤、香水などを一度に全部変えるのではなく、まず洗い方を整え、その次に必要なものを見直す方が変化を判断しやすくなります。
加齢臭対策は、強い香りで覆い隠す競争ではありません。
余分な皮脂汚れを適切に洗い流し、肌を荒らさず、衣類や寝具も清潔に保つ。
こうした基本を積み重ねることが、大人の清潔感を整える土台になると考えています。
今日から始める加齢臭対策|まずこの3つだけ確認する
一度にすべてを変える必要はありません。
今夜の入浴から、まず次の3つだけ確認してみてください。
1.耳の後ろから首まで洗う
耳まわり→耳の後ろ→首の後ろまで、泡をやさしく広げます。
2.胸と背中まで泡を届ける
シャワーが当たっているだけで終わらせず、胸と背中にも泡が届いているか確認します。
3.こする力を一段弱くする
硬いタオルでゴシゴシ洗っている場合は、まず力を弱めてみてください。
「削り落とす」のではなく、泡を広げてやさしく洗い流すイメージです。
この3つなら、特別な商品を買わなくても今日から始められます。
まとめ
加齢臭対策では、ボディソープの商品名だけを見るのではなく、毎日の洗い方を整えることが重要です。
特に意識したいのは、
- 耳の後ろを含む耳まわり
- 首の後ろ
- 胸
- 脇
- 背中
です。
基本は、
予洗い→泡立てる→においが気になる部位を丁寧に洗う→十分にすすぐ→やさしく水分を拭き取る
という流れです。
一方で、
- ゴシゴシこする
- 一日に何度も強く洗う
- 熱いシャワーを長時間浴びる
- 強い香りだけで覆う
といった方法が、加齢臭対策として常に適切とは限りません。
まずは今夜、
耳まわり・首・胸・背中の4か所を、泡でやさしく丁寧に洗うこと
から始めてみてください。
大人の清潔感は、特別なことを一度行うより、基本を無理なく続けることで整えやすくなります。
よくある質問
加齢臭が気になる場所はどこを重点的に洗えばいいですか?
耳の後ろを含む耳まわり、首の後ろ、胸、脇、背中などを意識するとよいでしょう。
一か所だけを繰り返し強く洗うのではなく、泡を広げて丁寧に洗い、十分にすすぐことが基本です。
耳の後ろだけ洗えば加齢臭対策になりますか?
耳の後ろだけに集中する必要はありません。
頭部、首、胸、背中など複数の部位を意識し、耳まわりから首へつながる範囲も一緒に洗いましょう。
加齢臭が気になる部分は強くこすった方がよいですか?
強くこする必要はありません。
十分に泡立てたボディソープをなじませ、摩擦を抑えて丁寧に洗います。
赤みやヒリつきが出た場合は、洗う力や使用しているタオル、洗浄料などを見直してください。
体は手で洗うのとボディタオルのどちらがよいですか?
どちらでなければならないというものではありません。
手が届く場所は手洗いでも洗えます。
背中など手が届きにくい場所では、柔らかく長さのあるボディタオルなどを利用すると便利です。
重要なのは、強い摩擦を避けながら洗浄料を十分に行き渡らせることです。
朝と夜の2回、ボディソープで洗った方がよいですか?
必ず2回洗う必要があるとは言えません。
汗の量、仕事、運動習慣、季節、肌状態によって適切な洗浄回数は変わります。
朝は汗をシャワーで流し、夜にボディソープで丁寧に洗う方法もあります。
熱いシャワーの方が加齢臭の皮脂を落とせますか?
熱いほどよいとは考えない方がよいでしょう。
入浴後につっぱり、かゆみ、乾燥を感じる場合は、湯温や洗浄方法を調整してください。
におい対策では「熱さ」よりも、首・胸・背中などを洗い残さず、十分にすすぐことを優先します。
背中に手が届かない場合はどう洗えばよいですか?
柔らかく長さのあるボディタオルなどを使うと洗いやすくなります。
肩甲骨周辺だけではなく、背中の中央や腰に近い部分まで泡が届いているか確認してください。
洗ってもすぐ加齢臭が気になるのはなぜですか?
原因は一つとは限りません。
洗い残し以外にも、肌着、シャツ、枕カバー、寝具、頭皮、帽子、タオルなどに残ったにおいが影響している可能性があります。
まず、「体を洗った直後から気になるのか」「時間が経って衣類から気になるのか」を分けて考えてください。
加齢臭を完全になくすことはできますか?
体から汗や皮脂が分泌される以上、常に無臭の状態を保証することは現実的ではありません。
においを完全にゼロにすることより、肌、衣類、寝具を清潔に保ちながら、清潔感のある状態を維持することを目標にする方が現実的です。
急に体臭が変わった場合も加齢臭ですか?
加齢臭とは限りません。
これまでとは明らかに異なるにおいが突然現れた、皮膚症状がある、体調変化を伴うなどの場合は、自己判断で洗浄を強くするのではなく、必要に応じて医療機関へ相談してください。
参考資料
- Haze S, Gozu Y, Nakamura S, et al.「2-Nonenal Newly Found in Human Body Odor Tends to Increase with Aging」Journal of Investigative Dermatology, 2001年
- 株式会社資生堂「加齢臭とは/加齢臭発生のメカニズム」公表資料
- 株式会社資生堂「あなたは大丈夫!?加齢臭対策」2014年2月
- 株式会社資生堂「資生堂、世界初 ノネナールが肌ダメージを引き起こすことを発見」2021年3月31日
- 公益社団法人日本皮膚科学会「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2024」2024年
- 公益社団法人日本皮膚科学会「アトピー性皮膚炎 Q24 スキンケアについて教えてください」公表日記載なし
- 花王株式会社「スキンケアナビ|ボディの肌の基本ケア」公表日記載なし
執筆:SHIN(MEN’S REMAKE運営者)


